MacでRuby入門 ~開発環境をつくる~

先日、Macbook Pro Retinaモデルの13インチを購入しました。

何か新しいことを始めようと思い、Rubyの勉強を始めました。
 
勉強したことをブログに書いていこうと思います。
これからRubyを始める人が参考にできるように
なるべくわかりやすく書いていこうと思います。
 
私のPC環境は以下のとおり。 
Mac OS X 10.9.4
 

まずは、Rubyの利用環境を準備しましょう。

Rubyをインストールするために、ここでは、Homebrewとrbenvというパッケージ管理システムを使います。
 
では、Homebrewをインストールしましょう。
前提条件として、XcodeとCommand Line Toolsをインストールする必要があります。
 
 ■Xcodeのインストール
$ xcode-select --install
ダイアログが開くので、「Xcodeを入手」ボタンを選択し、インストールします。
インストールが完了したら、Command Line Toolsをインストールします。
 
Command Line Toolsのインストール
まず、インストールされているか確認します。
$ gcc -v
以下のメッセージが表示されたらOK
Configured with: --prefix=/Applications/Xcode.app/Contents/Developer/usr --with-gxx-include-dir=/usr/include/c++/4.2.1Apple LLVM version 5.1 (clang-503.0.40) (based on LLVM 3.4svn)Target: x86_64-apple-darwin13.3.0Thread model: posix 
 
もし、入っていなければ、Xcodeからインストールしましょう。
メニューからXcode->Open Developer Tool->More Developer Tools
Downloads for Apple Developerが開くので、そこのリストから”Command Line Tools(OS X 10.9) for Xcode - Late August 2014”をダウンロードしてインストール

 

■Homebrewのインストール

$ ruby -e “$(curl -fsSL https://raw.github.com/Homebrew/homebrew/go/install)”

インストールが成功したら、整合性を確認

$ brew doctor

Your system is ready to brew.

とメッセージが表示されたらOK

続いて、システムを更新します。

$ brew update

Already up-to-date.

とメッセージが表示されたら最新の状態です。
 
バージョンを確認します。
$ brew -v
Homebrew 0.9.5
と表示されたらOKです。

■Homebrewで使う環境変数の設定

.bash_profileを開き、末尾に以下の行を追加してください。
PATH=/usr/local/bin:/usr/local/sbin:$PATH
export PATH
 
変更した内容を有効にしましょう。
$ source ~/.bash_profile
 
gitのインストール
Homebrewの動作を確認するために、Git(ギット)をインストールします。
Gitはプログラムのソースコード等を管理する分散型バージョン管理システムで、Homeblew自身も利用しています。
$ brew install git
 
Rubyで使用するライブラリのインストール
Rubyをインストールする前に、Rubyが利用する「readline」と「OpenSLL」の2つのライブラリをインストールします。
 
$ brew install readline
$ brew install openssl
 
インストールしたライブラリが参照できるよう、リンクを貼っておきます。
$ brew link readline -force
$ brew link openssl -force
 
rbenvのインストール
Rubyのインストールにはrbenvというパッケージを使います。
このパッケージは、開発者が使いたいバージョンのRubyを切り替えて使いことができるように、
複数のバージョンを併存してインストールしておき、それを切り替えて使う仕組みを提供します。
Homebrewをインストールしたので、rbenvのHomebrewのパッケージとして提供されている
ものをインストールしましょう。
 
$ brew install rbenv
 
次に、shimsとautocompletionを有効にするために、.bash_profileの末尾に以下の文を追加します。
 
if which rbenv > /dev/null; then eval “$(rbenv init -)”; fi
 
変更した内容を有効にしましょう。
$source ~/.bash_profile
 
ruby-buildのインストール
rbenvがインストールできたら、rbenvを使ってRubyをインストールするためのパッケージruby-buildをインストールしましょう。
 
$ brew install ruby-build
 
Rubyのインストール
 
まずは、インストールしたいバージョンを確認。
$rbenv install -l
 
現時点(2014年8月31日)で最新の2.1.2をインストールします。
$rbenv install 2.1.2
 
rbenvでglobalなrubyのバージョンを指定する
$ rbenv global 2.1.2
 
rbenvでglobalなrubyのバージョンを調べる
$ rbenv global
 
Rubyのバージョンを確認する
$ ruby -version
 
2.1.2になっていることを確認します。
 
さあ、これでRubyの利用環境ができました。
お決まりのHello Worldを表示してみましょう。