iTerm2のインストール
iTerm2(アイタームツー)は、Mac OS Xで動作するターミナルエミュレータです。 Macには付属のターミナルアプリがありますが、これと比較すると、
・画面分割できる
・ショートカットキーでターミナルを表示できる
・キーワード検索ですべてハイライトする機能がある
・ペースト履歴
・設定が細かくできる
と、なかなか良さそうです。
iTerm2のインストール
iTerm2のインストール方法を説明します。まず、iTerm2のサイトに行き、Downloadをクリックし、ダウンロードします。 普通のアプリと同じように/Applicationフォルダに配置すればインストール完了です。
iTerm2を起動したら、メニューバーから「Check For Update」を選んで最新版にアップデートします。
現時点(2014/9/12)の最新バージョンはBuild2.0です。
iTerm2の機能を少し紹介します。
タブ機能
command + T でタブを開くことができます。
ウインドウ分割機能
command + D で左右に分割できます。
command + Shift + D で上下に分割できます。
MacVim Kaoriyaのインストール
MacVim Kaoriyaをインストールしたので、備忘録
■ MacVimとは
以下、https://code.google.com/p/macvim-kaoriya/より引用
マルチウインドウが使えるMac OS XアプリケーションのVim(GVim)です。GUIを担当するMacVimと、Vim本体から構成されています。Vim本体はコンソールアプリケーションとしても使用できます。 |
■ MacVim-KaoriYa
MacVimに対して、香り屋パッチの統合、ローカライズ、MacVim固有の設定、日本語文字コード自動判別、必要なshared library、Perl/Python/Rubyのdynamic loading、Objective-C対応ctags、などを追加しています。詳しくはこちらのページにまとめてあります。インストールしてすぐ使えるのが目標です。もちろんTerminal.app、iTerm.app上で動くコンソール版Vimとしても使用できます。 |
■ MacVim Kaoriyaのインストール
1. ダウンロード
https://code.google.com/p/macvim-kaoriya/
のお知らせにMac OS X 10.9用のリンクがあったので、「macvim-kaoriya-20140805.dmg」をダウンロード
2. インストール
dmgファイルをダブルクリックすると、MacVim-Kaoriyaのフォルダが開いたので、
とりあえず「はじめにお読みください」アイコンをダブルクリック
インストール方法 MacVimアイコンをアプリケーションフォルダにドロップします。 |
書いてあるとおり、MacVimアイコンをアプリケーションフォルダにドラッグ。
しばらくするとコピーが完了
■ MacVimの設定
1. コンソールからMacVim-KaoriYaを使えるようにする
・bashrcにエイリアス(フォルダやファイルの分身のこと)を追加
vim ~/.bashrc
以下、.bashrc内に記述
export EDITOR=/Applications/MacVim.app/Contents/MacOS/Vim alias vi='env LANG=ja_JP.UTF-8 /Applications/MacVim.app/Contents/MacOS/Vim "$@"' alias vim='env LANG=ja_JP.UTF-8 /Applications/MacVim.app/Contents/MacOS/Vim "$@"'
・bash_profileに、bashrcが存在する場合、読み込みを行う設定を追加
vim ~/.bash_profile
以下、.bash_profile内に記述
if [ -f ~/.bashrc ]; then . ~/.bashrc fi
・設定の反映
source ~/.bash_profile
これで、MacVim Kaoriyaが使えるようになりました。
時間があれば、設定を変えてみたいと思います。
MacでRuby入門 ~文字列の連結と追加~
文字列の連結と追加の違いについて勉強しましょう。
文字列を連結するときには、「+メソッド」を使います。
では、実践してみます。
puts "Hello " + "World"
実行結果は
Hello World
になります。
続いて、変数に代入して文字列を表示してみます。
h = "Hello "
w = "World"
puts h + w
puts h
puts w
実行結果は
Hello World
Hello
World
になります。
「+メソッド」で文字列を連結したときは、どちらかの文字列が連結した文字列に変わるのではなく、連結のたびに新しい文字列が作成されます。
一方、文字列を追加するときは、「concatメソッド」もしくは「<<メソッド」を使います。
実践してみます。
puts "Hello ".concat("World") puts "こん" << "にちは"
実行結果は
Hello World こんにちは
ふむ。「+メソッド」と見た目同じに見えます。
では、変数に代入して文字列を表示してみます。
h = "Hello " w = "World" puts h << w puts h puts w
実行結果は、
Hello World Hello World World
あれ、変数hの中身が変わりましたね。
「+メソッド」は元の変数の中身を変更せずに、連結のたびに新しい文字列を作成する 「<< メソッド」は、連結元の文字列が変更されます
要するに、連結(+メソッド)と追加(concatメソッドもしくは<<メソッド)の違いは、元の文字列が変更されるかそうでないかの違いです。
MacでRuby入門 ~文字列リテラルと改行~
今回は、Rubyで文字列の扱いについて勉強します。
「Hello」とか「World」のように、1文字以上の文字が連続しているデータが「文字列」です。
プログラムの中に直接記述した文字列のことを「文字列リテラル」といいます。
Rubyでは、文字列は文字の並びをダブルクォート「"」かシングルクォート「'」で両端を囲んで表します。
"こんにちは"
'Hello'
Rubyで文字列を表示する方法を勉強します。
文字列を表示するには、printメソッドかputsメソッドを使います。
では、まずprintメソッドで文字列を表示してみましょう。
print "こんにちは"
print 'Hello'
(実行結果)
こんにちはHello
と表示されました。
ただ、「こんにちは」と「Hello」がつながって表示されてしまいますね。
できれば改行して2行に分けて表示したいものです。
改行して表示するには、制御文字を使います。
改行の制御文字は「\n」という書き方をします。
それぞれの文字列に改行コードを追加して実行してみましょう。
print "こんにちは\n"
print 'Hello\n'
(実行結果)
こんにちは
Hello\n
改行されて表示されましたが、2行目の文字列の後には「\n」がそのまま表示されています。
制御文字は、ダブルクォートで囲った文字列の中では制御文字として扱われますが、シングルクォートで囲った文字列の中では制御文字として解釈せず、表記したままの文字として扱うことになるからです。
ただし、シングルクォートで囲まれた文字列は、バックスラッシュそのものを表す「\」と
print 'こんにちは\\'
(実行結果)
こんにちは\
シングルクォートを表す「\'」
print 'こんにちは\''
(実行結果)
こんにちは'
意外は、特別な解釈はされず、その文字のまま扱われます。
最後に、putsメソッドで文字列を表示してみます。
putsメソッドは、printメソッドと違い、文字列の後に改行してくれます。
puts "こんにちは"
puts 'Hello'
(実行結果)
こんにちは
Hello
まとめ
・プログラムの中に直接記述した文字列を「文字列リテラル」という。
・文字列はダブルクォート「"」かシングルクォート「'」で両端を囲む。
・ダブルクォートで囲まれた文字列リテラルは制御文字「\n」を使って、改行をすることができる
・シングルクォート囲まれた文字列リテラルは、制御文字は表記したまま文字として扱われる
MacでRuby入門 ~pryが起動しない~
pryがとても便利だと聞いたので、使ってみようと思い、インストールを試みた。
$ gem install pry pry-doc
Fetching: coderay-1.1.0.gem (100%)
Successfully installed coderay-1.1.0
Fetching: slop-3.6.0.gem (100%)
Successfully installed slop-3.6.0
Fetching: method_source-0.8.2.gem (100%)
Successfully installed method_source-0.8.2
Fetching: pry-0.10.1.gem (100%)
Successfully installed pry-0.10.1
invalid options: -SNw2
(invalid options are ignored)
Parsing documentation for coderay-1.1.0
Installing ri documentation for coderay-1.1.0
Parsing documentation for method_source-0.8.2
Installing ri documentation for method_source-0.8.2
Parsing documentation for pry-0.10.1
Installing ri documentation for pry-0.10.1
Parsing documentation for slop-3.6.0
Installing ri documentation for slop-3.6.0
Done installing documentation for coderay, method_source, pry, slop after 5 seconds
Fetching: yard-0.8.7.4.gem (100%)
Successfully installed yard-0.8.7.4
Fetching: pry-doc-0.6.0.gem (100%)
Successfully installed pry-doc-0.6.0
Parsing documentation for pry-doc-0.6.0
Installing ri documentation for pry-doc-0.6.0
Parsing documentation for yard-0.8.7.4
Installing ri documentation for yard-0.8.7.4
Done installing documentation for pry-doc, yard after 4 seconds
6 gems installed
特にエラーも出ていないので、とりあえず、pryのバージョンを確認してみる
$ pry -v
-bash: pry: command not found
あれ?コマンドが見つからない
$ pry
-bash: pry: command not found
、、、やはり無理か
原因がわからないので、調べてみた。
どうも、rbenvというrubyのパッケージマネージャを使用していると、gemでインストールしたコマンドを使う前にrbenv rehashをして $HOME/.rvm/shims 以下の情報を更新する必要があるらしい。
というわけで
$ rbenv rehash
して、再び
$ pry -v
Pry version 0.10.1 on Ruby 2.1.2
お、無事、バージョンが表示された。 そして、pryを実行
$ pry
[1] pry(main)>
無事、pryが起動しました。
MacでRuby入門 ~Hello World!~
前回、MacでRubyの開発環境を作成したので、 さっそく、Rubyでプログラムを作成してみましょう。
はじめは、やっぱり「Hello World!」ですね。
ターミナルを起動します。
ターミナルの起動方法は、MacのデスクトップのDockから「Finder」-「アプリケーション」-「ユーティリティ」と選択すると開いたウィンドウ画面にターミナルアイコンがありますので、ダブルクリックします。
ターミナルは、端末エミュレータの一種です。 端末エミュレータは、シェルと呼ばれるソフトウェアを利用するためのものです。 シェルを利用することで、テキスト入力によるコマンド操作を行うことができます。 Mac OS X 標準の端末エミュレータとしては、ターミナルがあります。
ターミナルを起動したら、空のテキストファイルを作成します。
$ touch HelloWorld.rb
作成したテキストファイルをviエディタで開きます。
viエディタは、テキストファイルを編集するためのテキストエディタです。
$ vi HelloWorld.rb
viエディタを編集モードにして、以下の内容を入力しましょう。
編集モードにするには、「i」を入力します。
# -- coding: utf-8 --
# "Hello World!" を表示する
puts "Hello World!"
入力が終わったら、コマンドモードにして、入力した内容を保存します。
コマンドモードにするには、escボタンを押します。
入力した内容を保存するには、
:wq
と入力します。
では、ターミナルに表示してみましょう。
$ ruby HelloWorld.rb
どうですか。ターミナルに
と表示されましたか。
次回は、Rubyの文法を勉強します。
では